14/09/09 23:37

平成26年第4回生坂村議会定例会の開会の挨拶



 皆さんおはようございます。平成26年第4回議会9月定例会の開会に当たり、ご挨拶を申し上げます。
 
収穫の秋を迎え、巨峰などぶどうは、8月の天候不順により日照不足や雨量が多く、皮が割れる裂果や糖度や色が付かず、出荷が例年より1週間ほど遅れているとのことですが、それぞれに、稲刈り、ぶどうの出荷など農作業に大変忙しい時季となりました。
 
議員各位に於かれましては、何かとご繁忙の折、全員のご参集を賜り誠にありがとうございます。日頃は、村政運営に対しましてご指導・ご鞭撻をいただいていますことに感謝申し上げる次第でございます。
 
また、9月定例会は前年度の決算審査について、ご意見を頂戴するために中澤代表監査委員さんにもご出席をいただいていますことにお礼を申し上げます。

 
さて、安倍総理が3日、第2次政権発足後、初の内閣改造と自民党役員人事を実施しました。そして、政権の最大の課題として「元気で豊かな地方の創生」に全力を挙げると公約され、首相がトップとする「まち・ひと・しごと創生本部」を立ち上げ、子育て支援や産業育成、地方への移住促進といった幅広い分野の議論と、出身地などへの寄付を促進する「ふるさと納税」の拡充、自治体向けの新たな交付金の創設などが焦点となりそうであります。
 
そして、地方創生の2020年までの対策を盛り込んだ「総合戦略」と今後50年を見据えた「長期ビジョン」を年内に策定するようですが、今までも地域活性化は検討されてきており、有効な施策が直ぐに見つかるとは限らず、今後の本格化する議論を注視して参りたいと考えております。
 
また、12月上旬に判断する予定の消費税率10%への再引き上げの是非が問われている中、経済再生と財政再建などの経済対策にも最優先で取り組みデフレ脱却を目指すと強調しているともに、初閣議では東日本大震災や東京電力福島第1原発事故をめぐり「省庁の縦割りを厳に排し、現場主義を徹底することにより、震災からの復興、福島の再生を加速する」などを柱とする基本方針を決めたとのことであります。

 長野県は、阿部県政が今月1日で2期目のスタートを切り、阿部知事は県世論調査協会の調査で、「支持する」「どちらかといえば支持する」は90%ほどでありました。初登頂した阿部知事は部局長会議で優先して取り組む7項目を盛った「スタートダッシュ・アクション7」を提示し、その中で人口減少対策を話し合う「人口定着・確かな暮らし実現会議」を19日に設置することや、市町村と協力して「総合的な子育て支援戦略」を年内に策定することなど、選挙戦で県内を回る中で、重要かつ早急に検討すべきテーマと強調して取り組むとしております。
 
国も県も地方で続く人口減少に危機感を感じて、今後地方の活性化策を探っていくところですが、容易に答えの出る問題でないだけに、長期的に取り組む枠組みを整えていただきたいと考える次第でございます。

 
さて9月定例会は、決算議会と言われるように、平成25年度の歳入歳出決算の認定をお願いする訳ですが、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により、25年度決算における4つの健全化判断比率を監査委員の審査に付した上で、議会に報告させていただき公表することになっております。
 
平成25年度は、村のすべての会計において、黒字決算となりましたので、「実質赤字比率」や「連結実質赤字比率」の該当はありませんでした。
 
次に、標準財政規模に対する普通会計の元利償還金及び準元利償還金の割合の3年間の平均である実質公債費比率は、0.3%改善し、12.8%でありました。
 
また、起債償還金額、退職手当支給予定額などから、基金、交付税算定額などを引いた自治体が将来負担すべき実質的な負債の割合の「将来負担比率」は、9.0%以上改善し数値なしとなっております。よって、財政健全化判断比率の財政指標は、前年度に対して大変良好に推移している状況であります。
 
次に財政状況を示す指標につきましては、財政の硬直度を示す経常収支比率は、前年度より2.4%下回り、81.3%でありました。また、公債費比率は9.1%、起債制限比率は8.8%となっており、それぞれ良好な状況となっております。
 
実質公債費比率につきましては、公債費対策を継続して進めており、普通会計の償還負担の減少から、単年度での比率及び3ヶ年平均の比率とも減少しており、良好な傾向を示しました。
 
将来負担比率につきましたは、標準財政規模の縮小の影響は大きいものの、基金積立によるストックの増加、公債費関係の段階的な減により、比率が向上しているからであります。
 
また、それに加え両比率が改善されている要因は、これまで簡易水道と農業集落排水の特別会計で繰上償還を実施してきたことや、国、県の補助事業の導入や交付税措置の高い過疎債を中心とした起債の発行抑制を図り、将来負担を下げる充当可能基金の積立も増加になってきたことによる効果が、顕著に表れていると考えております。
 
しかし、指標はあくまでもその年度の時点的なものでありますから、特に交付税に左右される村の財政の体質からも、継続的な財政健全化の取り組みは必要であると考えている次第でございます。

 25年度の公共事業のうち主な補助事業では、社会資本整備総合交付金事業による村道1級1号線の改良工事を継続して行い、今年度で北平地区が完了し、草尾高鼻地区の工事に着手しております。また、小・中学校の「学校施設環境改善交付金事業」につきましては、小・中学校の各学年の教室・保健室・職員室等へのエアコン設置と小学校のグラウンドの改修、そして、エアコン設置に伴い電気料を補うため、自然エネルギーの太陽光発電設備の設置事業等を総事業費1億円ほどで完了しました。
 
単独事業では、過疎対策事業債による南平地区の避難公園の整備や地区要望箇所の道路補修工事等を実施しております。
 
そして、過疎対策によるソフト事業では、集落間連絡道路整備などの産業振興事業をはじめ、高齢者生活福祉センター運営や各種ワクチン接種事業、健やかに産み育む子育て支援金などの高齢者や子育て支援のサービス事業などを、ソフト事業債を活用して行い、絆づくり支援金や生坂大好き隊の拡充により、地域の活性化の充実強化に努めました。
 
また、25年度は平成25年9月の台風18号や平成26年2月の豪雪による村内各所で道路施設や農林施設等の被害を受けており、災害復旧事業や除雪対策等の対応もしております。
 
25年度は、住民税、固定資産税、国保税などの各種税金の未収額は前年度より減少しておりまして、税務担当者等が連携を取り、滞納整理にさらに力を入れ、徴収率も前年対比2.18%上がっている状況であります。また、今年度の8月の滞納整理強化月間は、前年度より多い、160万円ほど徴収することができました。これからも現年度分につきましては、督促状の送付、催告により絶対数を減らし、年4回の徴収月間を設けて滞納整理の強化に努めてまいります。また、滞納繰越分につきましては、訪問して滞納者ごとの状況を確認し分納計画を立てたり、県税徴収対策室とも連携をとりながら、大口困難案件の滞納整理のご指導をいただき、「長野県地方税滞納整理機構」をお願いするなど、県と協力もして滞納整理強化に努めております。そして全体的には、当村の貴重な自主財源であります村税や公共料金等は、負担の公平性からも滞納を極力無くすようにし、各部署で更に連携をして滞納整理に力を入れ、差し押さえや不納欠損等を適切に執行するように考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
 
そして、今年度の普通交付税と臨時財政対策債の発行額が決定になりました。当年度の算定につきましては、公債費の償還が大幅な減額となったことと経済対策費の減額で、32,637千円の減額になり、1,016,049千円となっております。また、臨時財政対策債の発行額も4,163千円減により64,676千円となり、9月定例会までに計上した補正予算では、特別交付税を33,966千円計上している状況でございます

  県の「地域発 元気づくり支援金」の2次募集に再申請しました「法学博士『加藤正治(犀水)先生』頌徳事業」と「下生坂地区 地域の魅力発進事業」の2事業が採択されました。
 
そして、8月24日には、法学博士「加藤正治(犀水)先生」顕彰会の皆さんが犀水句碑除幕式並びに平成26年度総会を開催していただきました。
 
犀水句碑除幕式は、卒塔坂公園において行われ、顕彰会が加藤正治先生の頌徳事業として、『歩々緩く 遅きハ克たむ 富士詣』の句碑を建立しました。「遅きは克たむ」とは、「競争に勝つという意味でなく、山を克服し得る。即ち頂上まで登り得るという意味」とのことであります。
 
加藤正治先生は、中央大学の初代総長であり、この句が書かれた扇子が、大学史編纂課にあり、その字を大きく写し句碑にされたとのことでした。除幕式には、加藤正文さんご夫妻、竹下守夫さんご夫妻など加藤家のご親族と中央大学福原学長さんはじめ関係各位多数ご参列され盛大に開催されました。

 
「生坂農業未来創りプロジェクト会議」では、中山間地域総合整備事業の実施計画策定のために、直売施設及び加工施設建設検討委員会での会議や視察結果等を協議し、地区担当職員に活性化施設のアンケート調査をお願いし、国・県のヒアリングに向けて計画策定を進めております。また、今年度の新たな農業・農村政策の大きな4つの改革について、生坂村の農業に対しての影響、農業振興のための活用等を協議してきており、今までの農業懇談会で把握して、検討してきました各区の農業の課題解決や方向付けにも反映させていきたいと考えております。それらの内容と人・農地プランの変更点などを説明するために、10月下旬から再度、農業懇談会を10区に出向き開催する予定でございます。

 
9月に入り、平成26年度も半期が過ぎようとしておりますが、議員各位からご承認いただきました事業は、村民の皆さん、議員各位のご支援とご協力をいただきながら、概ね計画通り進捗しているところでございます。
 
その他の課題につきましても、検討協議を進める中でどの様に方向付けをして、予算立てをしていかなければならないか、財政面を十分考慮に入れ、事務事業、組織の体制、補助事業等も検討していかなければと考えております。
 
庁内では、二回り目の事務事業の評価を村づくり計画に添って、各部署で検証を始めております。
 
また、来年度の県の「地域発 元気づくり支援金」を活用しての事業も考え始めていただくよう、知恵の輪委員会、各部署で検討を始めたところであります。
 
どうか議員各位も地域の課題解決のために、協働による地域づくりで解決できるような取り組みがございましたら、是非「元気づくり支援金」に申請していただければと思います。担当部署、地区担当職員もご相談、ご指導をさせていただきますのでよろしくお願いする次第でございます。
 
村民の皆さんにも、地域の絆を大切にして、村に愛着を持っていただき、守り育てていくことをお願いするとともに、村民の皆さんの安全で安心な住み良い生活を守るために、様々な分野で課題は尽きない訳ですが、村民の皆さんのご理解とご協力をいただきながら、引き続きしっかりとした行財政運営を進めなければと考えております。どうか、議員各位に於かれましても、生坂村のために、格別なるご指導、ご鞭撻を賜ります様、お願い申し上げる次第でございます。

 
それでは、今議会定例会に上程をさせていただきました議案は、報告1件・決算認定1件・事件案2件・条例案2件・補正予算2件の計8件であります。
報告第10号  平成25年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について

この報告は、実質収支及び連結実質収支が黒字でありましたので、実質赤字比率及び連結実質赤字比率は該当数字がありませんでした。また、実質公債費比率は、12.8%で、将来負担比率は、数値なしで、改善されている状況であります。
 
公営企業会計の3会計における、資金不足比率は、資金不足額がありませんでしたので、「数値なし」となっております。

 議案第27号  平成25年度生坂村歳入歳出決算の認定について
 
この議案は、平成25年度の歳入歳出の決算認定をお願いするものであります。

 
議案第28号  長野県町村公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の増加及び規約の変更について
 
この議案は、新たに一部事務組合(佐久市・北佐久郡環境施設組合)が平成26年10月1日付で加入するための規約の変更であります。

 
議案第29号  生坂村大日向公園の指定管理者の指定について
 
この議案は、生坂村大日向公園の管理をするため、指定管理者の募集をしたところ1件の団体より申し出があり、審査の結果これを指定管理者に指定するものであります。

 
議案第30号  生坂村税条例の一部を改正する条例案
 
この議案は、株式譲渡に係る村民税の課税特例の削除と地方税法の改正に伴う、固定資産税の減免特例の申請関係条項の改正をするものであります。

 
議案第31号  生坂村社会就労センター設置条例の一部を改正する条例案
 
この議案は、国の法律の「障害者自立支援法」が「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」に改正されたことに伴う条例改正をするものであります。

 
議案第32号  平成26年度生坂村一般会計補正予算【第2号】
 この議案は、11,759千円を追加し、総額を1,858,814千円とする補正予算であります。
 
歳入では、地方交付税として12,009千円、民生費負担金は広域保育で1,602千円の増、土木費国庫補助金は道路改良補助金の確定で12,600千円の減、農業費国庫補助金は経営体育成支援事業で2,133千円の増、農林水産業費県補助金は鳥獣被害防止対策交付金1,122千円の増、雑入は退職消防団員報奨金と県振興協会交付金3,975千円の増、土木債は道路改良事業債の減額と住宅建設事業債で3,800千円の減、臨時財政対策債は4,676千円の増などであります。
 
歳出では、議会費の視察研修に伴う旅費622千円とバスの賃借料631千円、絆づくり支援金341千円、CATV施設維持管理費はアンプの修繕料400千円、伝染病予防費は乳幼児と高齢者の予防接種委託料1,210千円、農業振興費は工事請負費2,040千円、補助金2,133千円、土木費の道路維持費は村単道路工事費3,000千円、道路改良費は社会資本整備総合交付金事業の確定により16,900千円の減額、住宅管理費は宮の上団地と下生野購入住宅の修繕費4,000千円、住宅建設費は定住促進住宅の建設費2,100千円、消防費の非常備消防費は退職団員の報償費2,240千円、中学校管理費はエレベーターの修繕費543千円などであります。

 
議案第33号  平成26年度生坂村簡易水道特別会計補正予算【第1号】
 
この議案は、4,164千円を追加し、総額を62,964千円とする補正予算であります。
 
歳入は全額一般会計繰入金で、歳出は八坂簡易水道送水管布設替工事の負担金4,164千円をお願いするものであります。
 
以上の議案でございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに議案の説明といたします。それではよろしくお願い申し上げます。

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